ガネーシャとは?よく見るこの象の石像

皆さんこんにちは!バリ歴史ツアーのハルミです。バリ島を観光していると、象の石像を目にすることがよくあります。寺院、ホテル、スパ、小学校などなど、結構な頻度でよく見かけるんです。

ガネーシャとは

ガネーシャ(Ganesha)はシヴァ(Siwa)とパルワティ(Parwati)の子供

バリ島ではganaと呼ばれ、gaは知恵、naは学問という意味もあります。

頭は象でお腹が大きく、腕が4本あります。象の牙は片方折れています。腕が4本があることで、能力が高いということを示しているそうです。

バリ島では主に学問の神、知恵の神様と言われていますが、インドでは商業の神様としても知られているそうです。

では、なぜ象の頭をしているのか?

それにはこんな神話があります。

元は人間の顔があった

ある日、シヴァの妻パルワティはお風呂に入るということで、息子のガネーシャに誰も入らないようにと見張り番をお願いしました。パルワティに用事があるものが何人か訪ねましたが、ガネーシャはきちんと約束を守り、今はお風呂中なので会えないと断りました。その次にガネーシャの父シヴァが妻のパルワティに会いたいとガネーシャに言いました。シヴァは自分の父親であり、パルワティの夫でしたが、ガネーシャ母パルワティとの約束を守り、会わせようとしませんでした。それに怒ったシヴァは神の力を使い、ガネーシャの首を切って殺してしまいました。お風呂から上がったパルワティガネーシャが死んでいるのに気づき、シヴァに対し大激怒。息子の首を戻さなければこの地球を破壊するとまでいいました。慌ててシヴァ創造神ブラフマーを呼び、息子の首を戻して欲しいとお願いしましたが、一度破壊したものは元通りには戻せないと言われてしまいました。ただし、東向きに寝ている子供の誰かの首を持ってきたら、息子につけることが出来るといいました。そう言われたシヴァの家来たちは首を探しますが、寝ている子供が中々見つかりません。代わりに東向きに寝ている子供の像を発見しました。家来たちはしょうがなく、その象の頭を切って持って帰りました。シワは最初、象の頭に驚きましたが、息子を生き返らすにはその方法しかなく、象の頭を息子につけるようにブラフマーにお願いしました。無事にガネーシャは生き返りましたが、象の頭をしているので、将来いじめられないか心配したシヴァは自分の神の能力を息子に分け与えました。そうして強井神の力を持ったガネーシャはみんなに尊敬され、愛される神となりました。

最後に

と、なんとも驚きのストーリーがありました。ちょっと過激で面白いですよね。バリ島でもインドでも人気のあるガネーシャです。私のアパートにもガネーシャの石像が飾られています。そのくらい身近に出会えます。ホテルのロビーや寺院で、ガネーシャ象を見ることが多いと思うので、ぜひみなんも見つけてみてくださいね〜!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

by ハルミ

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